議 会

2024.03.25

一般会計予算の賛否は一括

松井新市長のもとで提案されている令和6年度予算案について予算特別委員会や会派代表質問、市長総括質疑などを経て27日の本会議で議会の賛否結論が出ます。
私にとっても初めての予算議会。
9514億円の一般会計予算について、このかん草の根プロジェクトでも調査したり議論をしてきました。
各部局の細かな予算案についてひとつひとつ賛否を出すのではなく、一般会計の予算案については一括でマルかバツか、決めなくてはなりません。
賛成のものもあれば反対のものもあります。
たとえば。
教育委員会の小・中学校空調設備更新予算4440万円ですが、これはPFI方式も視野に入れた調査費予算で、今年度は具体的なエアコンの更新は故障対応以外は実施しないとのことですが、これまでにない猛暑の中、児童生徒への予算はしっかりと担保し、早急にできるところから付け替えを実施すべきと思いますから、この予算については賛成できません。
都市計画局の京都駅橋上駅舎新橋上駅舎・自由通路整備事業ですが京都市の負担は総額28億円、令和6年度は8億4200万円の予算が組まれていますが、平日、休日何度か現地に足を運びましたが新改札口によって、共同開発ビルへの誘導の利便性を高めはするものの画期的な混雑緩和になるとは思えませんから賛成できかねる。
産業観光局の万博に向けた気運醸成・誘客等推進事業予算3220万円ですが、能登半島での災害復興を優先すべきという少なからぬ世論のある中、京都市として万博推進の立場で良いのか?私は賛成できません。
同じく産業観光局の創業・新事業支援助成金予算3900万円あまりですが、助成金決定過程は非公開のものが多く、市民にとって有益なものとなっているかの検証も難しい上に、35年余り中心的役割を担っている京都高度技術研究所の事業について実際にどのくらいの経済効果があったのか、環境負荷についてはどうかなど、情報公開と検証が必要では?
草の根プロジェクトの皆さんとも相談をしながら結論を出すわけですが、一括賛否について、なんとかならんものかというのが今の実感です。