議 会

2023.08.07

松ヶ崎の巨大マンション計画

松ヶ崎の巨大マンション計画、用途地域の変更を求めて出された請願は7月議会で不採択となりましたが、その後も地元住民有志の方々は会合を重ねられています。
弁護士さんや建築家の方々も手弁当で参加され、この計画にどう対していくか議論されており、その会合に住民自治の姿を見る思いです。
私も会合に参加しつつ、8月10日の常任委員会(まちづくり委員会)でこの計画について一般質問をしようと思って準備をしています。
京都市役所の部局への質問については焦点をどこに絞るか考え中です。
今回のマンション計画の場所、左京区役所の西隣、約7000坪の敷地は旧かんぽ生命事業所跡地。
元は国有地です。
郵政民営化の際にこの土地はかんぽ生命保険が継承し、それを入札方式で売却、購入者はこのマンションの事業主である大和ハウス工業株式会社、西日本鉄道株式会社、株式会社NIPPO、総合地所株式会社、ミサワホーム。
事業主代理・設計・施工は株式会社長谷工コーポレーション。
かんぽ生命も日本郵政も民営化して15年以上。
減益の中で苦戦しているニュースは今回の松ヶ崎マンション問題にも影を落としてはいないでしょうか。
民営化で誰が得をしたのか?
株を売買した人たち?
郵便事業は人員整理とサービス縮小、保険事業も減益、そんな中での土地という資産の売却。
それが、地元住民の皆さんが容認できないような無理のあるマンション計画に繋がっているのではないでしょうか。
『公共か民間か』という議論の立て方だけでは解決しないように思います。
なぜなら自治体も市債を発行して3大メガバンクはじめ銀行各社に借金をして運営している訳で、『公共か民間か』というよりは、公共も民間も?民主主義に則って社会的に公平な運営が必要なのではないのだろうか?
そうなっていないのはなぜなんだろう?
「あんたアホか」と言われそうですが、、、。
このあたりはタウンミーティングなどを開催してたくさんの方と議論したいと思っています。