草の根プロジェクト

2025.08.02

日本語を母語としない生徒や保護者のための多言語進路ガイダンス

京都市教育委員会主催の日本語を母国語としない生徒や保護者の皆さん向けの高校進学のための多言語進路ガイダンスを見学させていただきました。
猛暑の中、たくさんのお子さん、保護者の皆さんが参加されていました。
お子さん向けには先輩高校生の皆さんとの対話の場が、保護者の方向けには母国語ごとに教室を分けてレクチャーが行われていました。
「お一人お一人の状況に合った進路をサポートしたい」、ご案内くださった教育委員会の職員さんたちの熱意を感じました。
配布物にはすべて、ひらがなのふりがなが付いています。
お子さんたちへの日本語教室の開催なども行われています。
京都市よりもずっと外国籍のお子さんが多い都市への視察など、今後もブラッシュアップをしていきたいとのことでした。
外国籍の方の支援をされている京都YWCA APTの支援員さんや、日本語教師の方なども視察に来られていて、現場からの貴重なご意見もいただきました。
先の参議院選挙では排外主義的な言説が飛び交い、まるで分断が深化したような感覚に陥りがちですが、自治体では着々と多文化共生の歩みが進んでいます。