議 会

2025.03.24

明日は本会議、どうなる国民健康保険料値上げ

2月17日から始まり、ひと月以上続いた2月市会、明日3月25日は最終本会議です。
国民健康保険料の値上げについても賛否が問われます。

この間、市会では国民健康保険は加入者の相互扶助かどうか?の議論がされましたが、国民健康保険料からは被用者保険(会社勤めの方や業種別の健保組合保険などで保険料の半分〜何割かを会社や組合が負担する保険)と同様に、75歳以上の方が全員加入される後期高齢者医療制度の支援金が拠出されており、拠出金は後期高齢者医療保険制度の費用の4割を支えています。

また40歳から65歳までの国保加入者の方は第2号被保険者として介護保険を支えるための保険料も支払っておられますので、この度の値上げで国民健康保険料を払えない方が増えるということは、介護保険、後期高齢者医療保険の制度にも大きく影響します。

被用者保険に入っていた方々も定年退職後は国保に加入され、やがて後期高齢者医療保険に加入されるわけですから、国保だけを切り分けて相互扶助であるとすることには無理があります。

保険制度自体が実態と合っていない、大きな制度改定が必要なことは国も自治体もわかっているのですが、抜本的な制度改革がされない中、1983年まで国保の収入全体の約6割を占めていた国庫支出金は84年以降、低下をし続けています。
京都市も国庫支出金の増額要望、そして抜本的な制度改革を国に求め続けているので、「制度に問題がある」ということはわかっているのです。
私は必要なのは制度改革であり、市民に負担を強いる値上げではないと考え、反対討論の準備をします。

国民健康保険料値上げの予算案について、明日、議会ではどんな判断がされるのか、お時間許す方は傍聴にいらしてください。
この判断は午前中にされるかと思います。

京都市会YouTubeでも配信されます。