議 会

2025.03.11

スタートアップエコシステム予算について

先週の予算特別委員会局別質疑、産業観光局の担当は、スタートアップ支援や企業誘致や伝統産業支援や商店街支援、農業、林業政策、観光政策、中央市場など、とても幅広いです。
松井市長の「新京都戦略」のリーディングプロジェクトの一つである「世界にインパクトを与えるスタートアップ創出・成長プロジェクト」の予算。
総額2億2720万円。

スタートアップ、具体的にはどんなことをするの?
事前に担当職員さんにいろいろ教えていただくわけですが。
大学の研究支援、起業したい人と投資家を繋ぐ、新技術の海外展開支援などなど。
これは内閣府の「世界と伍するスタートアップ・エコシステム拠点都市の形成」事業の拠点都市に大阪、兵庫と共に京都市が選定されており、そことの関連予算でもあります。https://www8.cao.go.jp/…/openinnov…/ecosystem/index.html

しかし。
政府の公募に応募して選定されているけれど資金は政府からはこないので京都市の一般会計から拠出されます。
政府のお金は直接、大学や研究機関に入っていくらしいのです。
自治体の頭の上を素通りしていく。
(地方自治的にこれってどうなの?)
その上で京都市は独自で税金を投じてこの事業を進めています。

政府の支援とダブっていないのか?
すでに潤沢に民間資金が投入されているのでは?
そんな中で京都市が一般会計から拠出してスタートアップ支援を行う意味は?
市場に任せることと公共が担うことの整理が必要ではないか?
将来に渡って担税力を上げていく必要からの政策だと思うが、市民の政策評価を見ても、市民の生活に必要な公共サービスを出すのが財政の1番の役割ではないですか?
そんな主旨で以下の質問をしました。

・スタートアップエコシステム、システム、内閣府のグローバル拠点都市に選ばれたということで進めてきていると思うが令和7年度第2期も継続ですか?→その通りです

・メインはお薬など研究への支援ということだがすでに企業や銀行や投資ファンドなど、潤沢に資金調達できているのでは?
内閣府や経済産業省や京都府の産業振興課でもスタートアップ支援をしているが連携状況は?
被っているところはないのですか?→被らないようにしています。

・企業立地プロジェクトですが応募のハードルが高くないですか?1000万円の設備投資というのは京都市の産業の実態と合っているか?京都市の産業の大部分を占める小規模事業者、個人事業主への創業支援はない。施策に偏りはないか?