議 会

2025.01.11

タンデム自転車のこと

「高野の障害者スポーツセンターに視覚障害者の方でもサイクリングを楽しめる2人乗りのタンデム自転車が20台ほどあるけれど、メンテナンスされていないので乗れない、なんとかならないものだろうか」というご相談をいただきました。
視覚障害のある方でもサイクリングを楽しめるタンデム自転車は昨年の法改正で公道を走れるようになっています。
安全面での配慮が必要ですから、自動車道を走るのは難しいとしても、場所を選んでサポートがあればサイクリングを楽しめるのだと今回、教えていただきました。
それで市の担当職員さんに連絡をして昨日、障害者スポーツセンターを訪問、現地を案内いただき、経過なども丁寧に教えていただきました。
自転車は京都市の所有ではなく、コロナ前までは自転車を宝ヶ池公園まで運んでインクルーシブサイクリングの企画などで活用されていたそうですが現在は20台ほどのタンデム自転車が整備されないまま置いてあります。
(※自転車の所属については調査中)

京都市の自転車政策推進室では毎年、西京極運動公園でインクルーシブサイクリング体験会を開催されていますが、いただいたご要望は、「近くでタンデム自転車を借りられたら」というもので、先日、初めてタンデム自転車でのサイクリングを体験された視覚障害者の方が、
「自分の人生で一番楽しい日だった」とおっしゃったと教えていただきました。
20台の未整備の自転車を活用できないものか?
関係者の皆さんにご協力いただきながら引き続き調べていきます。