草の根プロジェクト

2024.10.07

9月予算に反対しました

10月2日の京都市会本会議は、9月に提案された(予算案は市長から出てきます)補正予算の賛否を問うもので、共産党さんと私は反対をしました。
来週から部局ごとに2023年度の決算を質疑するのですが、88億円の黒字が確定して、9月の補正予算はそこから34億3400万円分、組まれたものです。
以前も投稿しましたが、

京都市の9月補正予算案

・Arts Aid KYOTO による文化振興の推進 254,000千円
・観光地等交通対策~東大路通社会実験 27,000千円
・府市連携事業を通じた京都市立高校における探究学習の充実 3,000千円
・教育DXの推進(GIGAスクール構想第2期整備) 債務負担行為設定(令和6~11年度2,229,000千円)

詳しい内容についてはHPをご覧ください。
https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000332409.html

門川前市長は2024年には「財政破綻しかねない」と行財改革計画を進めてきました。
その中で例えば保育園への助成金が13億円カットされたり,敬老乗車証制度が市民からすると改悪されたりしました。
敬老乗車証制度は制度変更後、利用者が激減しました(2021年から4万人以上も減った!)。

ところが実際は2年連続、2022年度は77億円の黒字、2023年度は88億円の黒字でした。
日々、保育や福祉の現場から、さまざまなご相談をいただきます。
なんとかならないかという切実な市民の皆さんからの声と、今回の補正予算は整合性がない、と判断して反対をしました。
過去の負債の返済(公債償還基金への変換)、そして災害時など急な財政出動のための財政調整基金への積立は大切ですが、同時に黒字は市民生活のために使われるべきで、その優先順位についてはやはり、市民の意見を聞く必要、住民参加型の予算編成の取り組みが必要だと感じます。
今後も市民の皆さんと一緒に考えていけたらと思います。
明日からは令和5年度の決算について質疑が本格化します。
市役所の各部局への質問日程は6日間あるはずだったのが、衆議院選挙があるからなんと半分の3日に縮小され、1日当たりの時間も減りました。
選挙、大切ですが、だからと言ってどうして自治体の決算審議の日程が半分になるんだ?と思うのは私だけでしょうか?