草の根プロジェクト

2024.08.13

視察報告①

毎年夏には少し時間が取れるので、市会としても、また草の根プロジェクトとしても各所に視察のお願いをして回らせていただいています。
京都市会では常任委員会ごとに2泊3日で議員視察が計画されるのですが、今年、環境福祉委員会は8月5日から7日まで関東に視察に伺ってきました。
移動から宿泊の段取りまですべて、京都市会事務局の職員さんが手配してくださいます。
受け入れてくださった自治体職員の皆さんにも大変お世話になりました。
移動の間や食事の時など、普段はあまりお話をする機会のない他会派の議員方とゆっくりお話しできる貴重な機会でもあります。
以下が視察プログラムです。
・敬老乗車証のIC化について【川崎市】
(1)川崎市の敬老乗車証制度の概要
(2)敬老乗車証のIC化に至った経緯
(3)IC化に係る課題及び導入経費
(4)IC化の効果(利用者数の変化、利用者の反応など)
(5)現在の課題及び今後の展開
・少量排出事業系ごみ収集制度について【八王子市】
(1)制度の概要
(2)制度の創設に至った経緯
(3)制度創設に係る課題
(4)ごみの収集量及び利用者の反応
(5)今後の取組方針
・ケアラー支援条例について【さいたま市】
(1)条例の概要及び特色
(2)条例制定に至った背景
(3)条例制定に当たり直面した課題
(4)条例制定の効果
(5)現在の課題及び今後の展開
・環境学習交流施設エコルとごしについて【品川区】
(1)エコルとごしの概要
(2)エコルとごしの利用状況及び設置の効果
(3)品川区における環境教育の現状
(4)紙の人工芝の設置に至った経緯
(5)紙の人工芝の利用者の反応
(6)施設見学
以前から事業系ゴミについて、あまりゴミの出ない個人事業主の方々から「事業系ごみ収集業者さんと契約をするほどでもないので京都市で収集してもらえないか」というご相談をいただいていたのですが、八王子市の実践は大変参考になりました。
そして、品川区の環境学習施設『エコルとごし』さん。
ZEB認証建築(ゼロエネルギー建築)
であり、以前から体感したかった地中熱利用の冷暖房設備を備えてらっしゃるのです。
地中の温度は一年中18度くらいで、夏はそれを冷やし冬は暖めて館内の空調とされています。
これが思っていたより快適でした。
一度設備を導入すればあまりメンテナンスがいらないというのも魅力です。
学校校舎や体育館の空調設置や更新について予算規模が大きいため京都市でも順番に進めている現状ですが、想像を超える猛暑の中、児童生徒の健康管理のためにより環境負荷が少なく、メンテナンス費用も少なく済む技術の導入についてはぜひ積極的に検討したいものです。