議 会

2023.12.02

ガザ地区における即時停戦のため尽力するよう政府に求める意見書

戦闘が再開された。
猛煙の中にどれだけの子どもたちがいるだろう。
京都では今日も市民の皆さん主催のデモがあります。
15時半、京都市役所前スタートですね。
草の根プロジェクトでは現在開催中の議会に意見書を提出しようと準備中です。
意見書は議会の承認が得られれば京都市会から政府に提出されます。
以下、市民の皆さんと考えた意見書案です。
ガザ地区における即時停戦のため尽力するよう政府に求める意見書
イスラエルによるパレスチナのガザ地区への地上侵攻や空爆に対し、世界各地で即時停戦を求める声が広がっています。
10月27日、国連総会の特別緊急会合は、「人道的休戦」を121カ国の賛成で採択しました。総会決議は、ガザ住民の危機的状況を解決するために人道的休戦を求めており、民間人保護、ハマスに拉致された人質の即時解放など重要事項が盛り込まれていますが、これまでイスラエル・ パレスチナ双方と良好な関係を作ってきた日本政府はこれを棄権しました。日本の棄権は、アラブ諸国で深い失望と批判を呼んでいます。
双方の当局発表によると、11月27日時点でイスラエル人の死者数が1200人以上、ガザのパレスチナ人の死者数は1万4800人以上を数え、そのうちガザの死者の4割以上が子どもです。病院や学校も砲撃に晒され、戦闘開始からの一月の間、まさに10分に1人、子どもたちの命が奪われています。
京都市は1978年10月15日、「世界文化自由都市宣言」を高らかに行い、文化による世界平和の実現を希求する市民は、これを誇りとし掲げてきました。
この理想の実現に照らし合わせるとき、現在繰り広げられている戦闘による甚大な被害は看過できない未曾有の人道危機です。
日本各地で、そしてここ京都市でも、人種、宗教、社会体制の相違を超え、この戦闘の即時停止のために行動している多くの市民がいます。
私たちは世界文化自由都市の市民として、日本政府に対し、以下を求めます。
1. 一般市民への攻撃と非人道的行為を一刻も早く終結すべく外交努力をすること。
2. 人道支援物資の供給を通じた人道状況を一刻も早く改善すべく尽力すること。