議 会

2023.11.30

意見書

11月議会(と言っても12月中旬まであります)で年金問題について意見書を作成しようと準備しています。
意見書というのは、議員が発案し賛同を得られたら議会で議決され、京都市会として国に提出されるものです。
提出後、どのくらい効力があるのかは怪しいのですが。
年金者組合さんから「政府に意見書を出してください」というご要望があったこともあるのですが、草の根タウンミーティングで何度か、「ひとりでも愉快に生きていく」というタイトルのタウンミーティングが開催されており、非正規雇用の人、シングルの人、奨学金を借りている学生さんなど若い世代の人たちの不安をお聞きしてきました。
今の年金制度は知れば知るほどおかしい。
金額が低すぎて年金だけで暮らせない。
厚生年金と国民年金の差が大きすぎる。
結婚制度が前提のような建て付けになっていて、シングルの人が年金だけで暮らすのは無理。
結婚していても国民年金には「遺族年金制度」がない。
中高年シングル女性の生活状況実態調査をいう資料には、今現在の切実な声、そして将来への大きな不安の声が詰まっています。
働きたいのに正規職員の道がない。
派遣社員として10年働いてきたのにコロナで真っ先に雇い止めとなった。
年金だけで暮らせないから死ぬまで働くしかない。
市営住宅の入居要件を緩和してほしい。
安心のための制度の中に格差が持ち込まれ、自己責任論が当たり前のように語られている。
高齢者だけの問題でなく、すべての世代の問題。
意見書の叩き台ができたら当事者の皆さん、若いみなさんにもみていただいて仕上げます。