議 会

2023.08.16

都市計画や地区計画、条例など

台風が過ぎ、今夜は五山送り火。
このかん、松ヶ崎の巨大マンション建設計画の再考を求める地元の皆さん、それを支援されている弁護士や建築家の皆さんとの勉強会に参加させていただく中で、京都市の都市計画や地区計画、条例など初めて知ることが多い。

8月11日の法政大学の杉崎先生にレクチャーをいただいた「住民参加のまちづくり」タウンミーティングでも、参加してくださった皆さんの感想は「初めて知ることばかりでした」というものが多かったのです。

京都市には眺望景観創生条例というのがあります。
理念はこのようになっていて、
「京都の優れた眺望景観は、京都の町を取り囲む低くなだらかな山並みと京都の町を流れる川が一体となって山紫水明と形容される優れた自然風景の中で、世界遺産を含む数多くの歴史的資産や趣ある町並みが形成され、地域ごとに特色ある多様な形で生み出されてきたこと及びその基層となった優れた伝統や文化とともに市民生活の中に溶け込み、先人がその豊かな感性の下に、日々の暮らしの中で愛めで、今日に継承されてきたものであることにかんがみ、その創生は、自然、歴史的資産、町並み、伝統、文化等との調和を踏まえ、地域ごとの特性に応じた適切な制限の下に行われなければならない。」

この条例では視点場というものを設けてあり、眺望を妨げるような建物を建てられないよう規制しています。
今夜、送り火を見る前に見てみてください。

条例も法律も憲法も議会も、さまざまな権力(特に国家権力)から市民一人一人の権利を守るためにあります。
戦争という国家権力の暴挙を繰り返さないために、ものすごくかけ離れているようだけれど、自分の町の暮らしに近いところの条例や法律、市民目線でチェックすることが大切と思う。